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WHO総会きょう開幕 台湾は招待されず 外相と保健相が連名で抗議表明

2021/05/24 14:07
国連欧州本部前に設置された台湾固有種「ヤマムスメ」をかたどった写真撮影用オブジェ=駐ジュネーブ弁事処提供

国連欧州本部前に設置された台湾固有種「ヤマムスメ」をかたどった写真撮影用オブジェ=駐ジュネーブ弁事処提供

(台北中央社)第74回世界保健機関(WHO)総会は台北時間24日にオンラインで開幕するが、台湾はオブザーバーとしての招請を受けていない。呉釗燮(ごしょうしょう)外交部長(外相)と陳時中(ちんじちゅう)衛生福利部長(保健相)は24日、政府としての厳正な不満を示す抗議の立場を連名で表明した。WHO総会参加を引き続き積極的に勝ち取っていく政府と国民の固い決意を強調するとともに、国際社会からの台湾への支持に感謝を示した。

陳氏は、新型コロナウイルスの感染が台湾でも拡大する中、「全世界が全ての情報と専門性を共有し、共同で感染症に対抗する必要がある」と指摘。その上で、「台湾がWHO総会に招かれないのは、台湾の損失のみならず、世界の損失でもある」と訴えた。さらに「WHOは専門的な国際医療保健組織として全人類の健康と福祉のために奉仕すべきであり、特定の加盟国の政治的利益に屈従すべきでない」と強調した。

呉氏は「WHO事務局が台湾の2350万人の健康権を軽視し続けていることは遺憾だ」と表明。世界の公衆衛生や医療において台湾に貢献させようとする国際社会の正義の声をWHOが無視していることはWHOを含む国連機関が繰り返し強調する「誰一人取り残さない」の崇高な目標に反するだけでなく、世界各国もまた、台湾の豊富な公衆衛生分野の経験を享受することができないとし、「われわれの政府はこれに対して強い不満を表明する」とした。

外交部は報道資料で、中国が「台湾のWHO参加に対してすでに適切な手配をしている」と虚偽の説明を繰り返していることは「完全に事実に反し、国際社会の理解とは合致しない。台湾の人々の意志にも反する」と指摘。「台湾の民選の政府のみがWHOとその他の国際組織で台湾の2350万人の人々を代表することができる」と厳正に表明した。WHOに対し、専門性や中立性を固く守り、中国の政治的干渉を排除し、全人類の福祉を守り共に感染症に立ち向かうために、早期に台湾をWHOの各種の会議や仕組み、取り組みに参加させるよう呼び掛けた。

(編集:名切千絵)


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