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日本時代の建物を倒壊の危機から守れ 往復10日の“救援活動”完了/台湾

2021/03/19 14:50
倒木の撤去作業に当たる"救援隊”のメンバーら=楽葉樹芸提供

倒木の撤去作業に当たる"救援隊”のメンバーら=楽葉樹芸提供

(南投中央社)日本統治時代から残る山奥の駐在所が倒壊の危機にさらされたのを受け、先月、官民連携による往復10日間の“救援活動”が繰り広げられ、危機は無事に回避された。玉山国家公園管理処が今月17日、報道資料を通じて報告した。

救援の対象となったのは、東部・花蓮県と中部・南投県を結ぶ横断道路、八通関越嶺道路の支線に建てられた「太魯那斯駐在所」。所在地の標高は約1800メートル。八通関越嶺道路は、地元の先住民、ブヌン族を制圧するために開かれた山道で、沿道にはブヌン族の旧集落のほか、日本風の建築物など55カ所が点在する。同駐在所はその中の一つで、現在は玉山国家公園のエリア内に組み入れられている。

同処によると、同駐在所は今も当時の外観をとどめており、当時の建築工法などを研究する上で非常に重要。強風で倒れた大木に屋根が押しつぶされそうになっているという地元住民からの通報があり、取り返しのつかない損傷を招かないようにと“救援隊”を組織した。同処の職員のほか、樹木の剪定(せんてい)などに携わる樹木管理のプロフェッショナル、地元の登山協会などにも協力を請い、計21人が先月18日、現場に向かった。

現場では、駐在所に倒れ掛かっていた全長8メートル、幹周39センチのオオバガシを順調に撤去。建物の構造を図面に起こすため、大きさや高度などの測量も行われた。滞りなく任務を終えた隊員らは、同28日に帰着した。

(蕭博陽/編集:塚越西穂)


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