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日本時代築の台中州庁、来年末に修復完了 歴史的空間再編の中枢に/台湾

2021/03/17 14:07
修復後の台中州庁のイメージ=台中市政府提供

修復後の台中州庁のイメージ=台中市政府提供

(台中中央社)日本統治時代に建設された「台中州庁」を中心とした周辺エリアを歴史・文化パークとして再整備する中部・台中市のプロジェクトが、2022年の年末に完了する見通しだ。宿泊体験や文化クリエーティブ商品の販売、飲食サービスなども提供できる文化発信拠点として生まれ変わり、市内の新たな観光スポットになることが期待される。

台中州庁は大正初期から昭和初期にかけて台湾に設けられた五大州庁(台北、新竹、台中、台南、高雄)の一つ。台北州庁(現監察院)、台南州庁(現台湾文学館)などを手掛けた森山松之助が設計し、1913(大正2)年に第1期工事が竣工。増改築を繰り返し34(昭和9)年に現在の姿になった。

同市のプロジェクトの対象となるのは台中州庁のほか、32(昭和7)年に建てられた「大屯郡役所」、15(大正4)年に落成した台中刑務所の所長官邸「台中刑務所典獄官舎」など、市内の文化財20カ所余り。このうち台中州庁については、文化部(文化省)に無償貸与し、美術館として使われる予定だったが、2018 年に市長に就任した盧秀燕(ろしゅうえん)氏が、修復後の用途は「市民の声に基づく」とする姿勢を打ち出し、同市独自で運用することを決めていた。

16日の庁議で、同市政府文化局によるプロジェクトの進捗状況を聞き取った盧氏は、完成後の情景に誰もが息をのみ、同市の判断が正しかったことが証明されるだろうと自信を示した。

(郝雪卿/編集:塚越西穂)


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