(台北中央社)9日午前0時56分と同58分、台湾東部の海域でマグニチュード(M)5を超す地震が立て続けに2回発生した。中央気象局は、7日に同海域で起こったM6.1の地震の余震だとの見方を示している。
1回目の地震はM5.5で、震源の深さは69.3キロ。北東部・宜蘭県で震度3、東部や北部、中部など14県市で震度2以下を観測した。
2回目の地震はM5.7で、震源の深さは23.9キロ。同県内で震度4、東部・花蓮県、北部・新北市、台北市、桃園市、新竹県、苗栗県、中部・台中市、南投県で震度3をそれぞれ観測した。
同局地震センターの陳国昌主任は、M5以上の地震が起こる頻度はこれまで年間18回程度だったが、今年1月からすでに7回発生していると指摘。東部の地殻活動が今年以降活発になっているとしている。
7日の地震は、午前1時36分ごろ発生。震源の深さは112キロで、宜蘭県や苗栗県で最大震度4が観測されていた。(震度は台湾基準)
(張雄風/編集:塚越西穂)