(花蓮中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)は29日、東部の花蓮駅(花蓮市)で設置を進めている台鉄初の有料VIPラウンジをメディアに公開した。工事は7割が完成しており、来年1月末に供用開始される予定。
ラウンジが設けられるのは、花蓮駅西棟(旧花蓮後駅)の1、2階。旧駅の石材が、床や壁などの装飾などに再利用されている。1階にはテーブル席やカウンター席などがあり、簡単な食事を取ることができるほか、無線LAN(Wi-Fi)や充電用コンセントなども整備される。2階の展望デッキからは、中央山脈の山景色や各種列車、近隣の空軍基地を発着する戦闘機などが眺められる。
台鉄によれば、台鉄の会員や観光客、観光列車の乗客、地元の宿泊業者などを対象とした有料制を採用する予定で、詳細な条件などは竣工後に公表するとしている。
(張祈/編集:塚越西穂)