(台北中央社)中央気象局は29日、2020年の台湾の年平均気温は27日までの統計で24.62度となり、1947年の観測開始以来最も暖かい一年になったと発表した。これまで最高だった昨年の24.55度を上回った。
気象局によると、有人観測所のうち13カ所で年平均気温が過去最高を更新した。今年は4月と10月の気温が平年並みだったのを除き、その他の月は歴代上位10位内に入る高温だったという。
台湾全土の年最高気温は東部・台東の大武気象台で7月25日に観測された40.2度。台湾で観測された気温として過去最高タイとなった。
年間降水量は、北東部や南部の沿岸部では平年並みかやや多かったが、その他の地域はやや少なかった。特に中部の山地では基準値の5~7割にとどまったという。
(汪淑芬/編集:名切千絵)