(台北中央社)交通部(交通省)は23日、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、台湾鉄路管理局(台鉄)と台湾高速鉄道(高鉄、新幹線)の駅構内でのマスク着用を義務化すると発表した。違反者には最大で1万5000台湾元(約5万5000円)の過料を科す。
台湾で22日、約8カ月ぶりに国内感染例が発生したのを受け、行政は感染拡大策の強化に乗り出している。
台鉄や高鉄については、これまでは改札内のみをマスク着用義務範囲としていたが、範囲を駅構内に拡大する。駅の建物内であれば、改札外でもマスク着用が必要となる。
交通部は、年末年始には帰省客や年越しイベントに参加する人で混雑が見込まれることから、公共交通機関利用時のマスク着用や検温への協力を求めている。
(余暁涵/編集:名切千絵)