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屏東の名物桜「桜花王」死ぬ 来春に告別式開催へ/台湾

2021/09/09 17:25
枯れ枝だけになっている「桜花王」=屏東県政府提供

枯れ枝だけになっている「桜花王」=屏東県政府提供

(屏東中央社)南部・屏東県霧台郷で「桜花王」と呼ばれ親しまれてきたカンヒザクラの木が完全に枯れたことが8日、専門家によって確認された。郷公所(役所)は来春に告別式を開くとしている。

桜花王は樹齢約60年を誇る。毎年2、3月には大きく広げた枝に花が咲き、美しい姿を一目見ようと多くの行楽客が訪れていた。郷公所は近年、桜の季節に「桜フェスティバル」を開催しており、桜花王はその主役だった。だが、3年前から開花数が減り、枝を間引きするなどの処置を施していた。木は私有地にあるため、郷公所は管理に介入していなかったという。最近になり、近隣住民から「木が枯れ枝だけになっている」との連絡を受けていた。

この日、郷公所は地元の大学の植物医師を連れて現地を訪れ、木の状態を確認した。その結果、復活は不可能だとの診断が下された。植物医師の梁文進さんは、根や樹幹は水分が抜けて黒ずんでおり、死んでからしばらくたっていると指摘。今年2月には開花しているため、その後にゆっくりと枯れていったとの見方を示した。木の周辺はコンクリートで固められている上に、トタン板で蓋をされていたため、雨が降っても水が根まで行き渡らなかったとみられている。

郷公所は近年、郷内に桜を植え、「桜歩道」を作っている。植えた木の多くは「桜花王」をもとにした苗を育てたものだという。

(編集:名切千絵)


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