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「作家愛した味を家で」文学基地の持ち帰りサービス/台湾

2021/06/10 14:14
「作家愛した味を家で」文学基地の持ち帰りサービス=写真は紀州庵文学森林提供

「作家愛した味を家で」文学基地の持ち帰りサービス=写真は紀州庵文学森林提供

(台北中央社)台湾文学を広める拠点として利用されている台北市の市定古跡「紀州庵文学森林」。新型コロナウイルスの感染拡大で展示会やイベントが開催できない中、作家が考案した料理を持ち帰りで提供するサービスが文学ファンから好評を得ているという。

紀州庵は日本統治時代、料亭として建てられた。戦後は国民党政権に接収され、政府職員の宿舎として利用された。その後、火事で本館と別館は焼失したが、離れは残り、2004年に古跡として登録され、修復を経て、文化施設として生まれ変わった。

作家なじみの料理は、コロナ禍以前は施設内のレストランで提供されていた。家でも楽しんでもらおうと、レトルトでの販売を始めたという。館長の封德屏さんは、おいしさだけでなく、料理に込められた作家の気配りや物語こそが特色だと語る。

提供されているメニューのうち、兵隊に関する作品で知られる故・張拓蕪(1928~2018年)の名が冠された牛肉麺は、張がかつて友人である詩人、周夢蝶のために作った料理だという。封さんはこの牛肉麺は「作家2人の厚い友情の証しでもある」と話した。

持ち帰りできるのは牛肉麺を含めた4品。インターネットでの注文、宅配も受け付けている。

(邱祖胤/編集:楊千慧)


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