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  • 社会

コロナ禍で買い手失ったクロマグロの価格が急落 水産業者、宅配に活路

2021/06/03 13:03
台東県の新港漁港に水揚げされたクロマグロ=読者提供

台東県の新港漁港に水揚げされたクロマグロ=読者提供

(台東中央社)新型コロナウイルスの国内感染拡大を受け、漁期を迎えたクロマグロ、キハダマグロの価格が大きく落ち込んでいる。飲食店の営業停止などで大口顧客を失った水産物店は、安さを武器にした宅配サービスに活路を見いだそうとしている。

東部最大の漁港、新港漁港(台東県)には連日、水揚げされたばかりの水産物が届けられるが、新港区漁会(漁協)によると、競りに集まる買い手は、例年の1日200人余りから同50人程度に激減。マグロの取引価格は、クロマグロが1キロ当たり400~500台湾元(約1600~2000円)から200~300元(約800~1200円)に、キハダマグロが同200~300元から80~100元(約320~400円)に落ち込んだ。

「同じ等級のクロマグロが今なら相場の半額で買える」とアピールするのは、宅配サービスを始めた地元の水産物店「阿春水産」の店主。飲食店に卸すなら10万元(約40万円)以上の値が付く183キロのクロマグロを、インターネットを通じて約5万元(約20万円)で販売したところ、1本買いをして知人に振る舞うという人や、仲間を集めて共同購入する人などが相次いで出現した。「コロナ禍でクロマグロが身近になるとは思わなかった」と、反応は上々だという。

(盧太城/編集:塚越西穂)


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