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  • 社会

先住民アミ族に伝わる多声音楽、国の重要無形文化財に/台湾

2021/04/22 13:20
台湾先住民アミ族の人による多声音楽「Macacadaay」=文化部文化資産局のウェブサイトから

台湾先住民アミ族の人による多声音楽「Macacadaay」=文化部文化資産局のウェブサイトから

(台東中央社)東部・台東県の先住民集落「馬蘭部落」に伝わるアミ族の多声音楽「Macacadaay」が、国の「重要伝統表演芸術」(重要無形文化財)に登録され、この歌唱法を継承するパフォーマンス団体「杵音文化芸術団」が「保持者」(人間国宝)に認定された。

文化部(文化省)の資料によれば、Macacadaayは反復を続ける歌という意味で、豊年祭の時などに高齢の男性が歌う祭儀的な性質を持つものと、日常生活の中で男女が合唱する一般的なものの2種が存在する。指導者など位の高い者が独唱し、これに続いて高音や低音が自由に加入する即興的な歌唱法は、日本統治時代の作曲家、黒沢隆朝によって自由対位と称された。

杵音文化芸術団は1997年、先祖伝来の伝統を受け継ぐことを目的に発足。巡回公演やレクチャーなどを通じて貴重な先住民のパフォーマンスアートをPRしてきた。創設者の高淑娟さんは、馬蘭アミ族の多声歌謡は2015年に台東県の文化財に登録されており、国の文化財に昇格するのに6年かかったと話し、「これまでの努力がやっと実った」と喜びをかみしめた。

(盧太城/編集:塚越西穂)


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