Menu 戻る
  • 社会

作業車運転手を一時保釈も再び勾留 過失致死の疑い 脱線事故/台湾

2021/04/05 14:12
勾留される作業車の運転手

勾留される作業車の運転手

(花蓮台北中央社)東部・花蓮県で台湾鉄路管理局(台鉄)の特急タロコ号が脱線した事故で、台湾花蓮地方法院(地裁)は4日、列車に衝突した作業車の運転手の勾留を認めた。過失致死の疑いが強く、証拠隠滅や口裏合わせなどの恐れがあるためだとしている。運転手は3日に50万台湾元(約194万円)で保釈されていたが、花蓮地検が決定を不服として抗告。台湾高等法院(高裁)花蓮分院が4日午後、保釈の取り消しを決めた。運転手は勾留される前、自宅前で「深く後悔し、最も深い謝罪の意を表明する」と声明を読み上げ、「検察や警察の捜査に必ず協力する」と述べた。

列車は2日午前、花蓮県内のトンネルに進入する直前に斜面から滑落してきた作業車に衝突して脱線。50人が死亡、日本人2人を含む200人余りが重軽傷を負った。

事故原因を調査する国家運輸安全調査委員会の幹部は4日、中央社の取材に対し、一つ前のトンネル出口から衝突地点までの距離は250メートルしかなく、列車運転士が線路上の作業車を目にした時にすぐにブレーキをかけたとしても、時速100キロ以上で走行する列車が停止するのは不可能だったと説明した。同委は、作業車がサイドブレーキをかけていなかったか、サイドブレーキが故障していた可能性があるとみている。一方で、作業車の運転手は3日夜、報道陣に対し、サイドブレーキはかけていたと話した。同委は列車や作業車のドライブレコーダーを回収し、事故発生時の状況について分析を進めている。

(李先鳳、張栄祥、楊思瑞、汪淑芬/編集:名切千絵)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top