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  • 社会

タロコ号脱線 脱出した乗客「多くの人が地面に横たわっていた」/台湾

2021/04/02 14:25
スマホで互いに無事を確認する乗客たち=読者提供

スマホで互いに無事を確認する乗客たち=読者提供

(台東中央社)台湾鉄路管理局(台鉄)の特急タロコ号が東部・花蓮県のトンネルで脱線した事故は救助作業が続けられている。脱出した乗客の男性は「多くの人が地面に横たわっていた。目を向けることができなかった」とトンネル内の状況を語った。鉄道警察局の正午の報告によれば、少なくとも36人が心肺停止、72 人が車内に取り残されているという。

列車は樹林(新北市)発台東(台東市)行きで、8両編成。計350人余りが乗車していた。2日午前9時28 分ごろ、花蓮県秀林郷のトンネル出口で作業車とぶつかり、車体がトンネルの壁に衝突した。2、3号車が脱線し、4、5号車の車両が変形。3~8号車はトンネル内にあり、前後が押しつぶされた状況になっている。1~4号車の乗客は全員救出された。

7号車に乗車していた男性は、「花蓮に入った後、衝突音が突然聞こえた。めまいがしばらくして、意識がはっきりすると車内は停電していて、乗客はスマホで互いに無事を確認していた」と事故発生当時の車内の様子を明かした。男性はトンネルを出る際、6、8 号車に多くの人が取り残されている状況を目にしたという。

1号車にいた乗客は、当時、急ブレーキが突然かかったと説明。列車が止まってドアが開いて初めて、事故が起こったと知ったと話した。けがをしていない乗客は自身で付近の道路に向かったという。

この日、台湾は清明節(4月4日)の連休の初日だった。東部・台東県の林参天県議によれば、事故が起きた列車は花蓮・台東県民の帰省用に運行された便で、乗客の多くが台東県民だったという。

(盧太城/編集:名切千絵)


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