(台北中央社)台湾は過去14日以内にブラジルへの渡航歴を持つ人について、全員を集中検疫所で受け入れ、検疫(外出禁止)する措置を24日から始める。新型コロナウイルスのブラジル型変異株が台湾で確認されたことを受けての措置。
中央感染症指揮センターが21日に発表した。ブラジルでの乗り継ぎも対象となる。台湾到着後、検疫所入所の際には検査を実施。検疫期間満了後、改めて受けた検査で陰性であれば退所となり、その後はさらに7日間の自主健康管理(公共の場への出入り自粛など)が求められる。
台湾では先月末、ブラジルから帰国した一家4人の感染が判明。同センターによれば、うち3人がブラジル型に感染していたと20日に確認された。
この日、新たに見つかった感染者はいなかった。台湾内の感染者は累計942人。
(張茗喧、余暁涵/編集:楊千慧)