Menu 戻る
  • 社会

大正生まれのベテラン助産師が死去 取り上げた新生児は1万人超/台湾

2021/02/19 17:22
呂明忠郷長(左)と頼勤英さん=呂氏提供

呂明忠郷長(左)と頼勤英さん=呂氏提供

(苗栗中央社)日本統治時代生まれのベテラン助産師で、現役時代に北部・苗栗県三義郷で1万人超の新生児を取り上げ、「三義の母」と慕われた頼勤英さんが死去したことが18日、分かった。96歳だった。呂明忠郷長(村長)が同日、フェイスブックで報告し、同郷に生涯貢献した頼さんに感謝した。

呂氏らによれば、頼さんは1925(大正14)年、同郷と隣接する同県銅鑼郷で生まれた。中部・台中の助産師養成学校を卒業後に三義郷に嫁ぎ、46年から40年余りにわたって助産師を務めた。平均海抜400メートルの山里で、以前は交通が不便だった同郷では、中年層の大部分が頼さんの介助で生まれており、一家3代の出産を頼さんに任せた家庭もあるという。

自身も頼さんに取り上げてもらったという呂氏は、道具箱を抱えて朝から晩まで歩いて各家庭を回り、多い時には1日で9人の赤ちゃんの出産に立ち会ったと頼さんの仕事ぶりを回顧。妊婦の元を足しげく訪れて産後ケア、新生児ケアをしたほか、貧しい家庭からは費用を取らず、栄養のある食品を買って届けたというエピソードも紹介した。

(管瑞平/編集:塚越西穂)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top