(台北中央社)中央感染症指揮センターは11日、台湾で新型コロナウイルスの感染者が新たに6人見つかったと発表した。いずれも海外からの輸入症例で、10~40代の男女。台湾内の感染者は計834人になった。
6人の内訳は、フィリピン人労働者1人、インドネシア人漁船乗組員1人、米国から帰国した台湾人1人、エジプト人3人。6人とも搭乗前3日以内の陰性証明を所持していた。
3人のエジプト人は、空港検査で8日に陽性が判明した10歳未満の女児の家族。一家4人は5日に訪台し、10歳未満女児だけ年齢制限で自国での検査ができなかったことから、空港で検査を受けていた。同行家族3人は濃厚接触者として在宅隔離を受けており、7日から目まいや鼻水などの症状が出たため検査を受けた結果、陽性だった。
残りの3人は12月20日から1月3日にかけて入国。40代のフィリピン人女性と20代のインドネシア人男性はいずれも無症状で、検疫期間の満了に伴う検査でも陰性だったが、自主健康管理期間に再度検査を受けたところ、感染が確認された。
(陳偉婷/編集:荘麗玲)