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  • 社会

台湾最大サイズの刺しゅう旗公開 日本統治時代に制作、7年かけ調査・修復

2021/01/07 11:31
現存する台湾の刺しゅう旗としては最大サイズの「雲林北港飛龍団大龍旗」

現存する台湾の刺しゅう旗としては最大サイズの「雲林北港飛龍団大龍旗」

(台南中央社)文化部(文化省)文化資産局は6日、約7年かけた調査と修復が最終段階を迎えたとして、現存する台湾の刺しゅう旗としては最大サイズの三角旗「雲林北港飛龍団大龍旗」を、南部・台南市の文化資産保存研究センターで報道陣に公開した。

三角旗は、日本統治時代から存続する中部・雲林県の陣頭(祭りばやし)団体「北港飛龍団」が1926(大正15、昭和元)年に業者に作らせたもので、3辺の長さはそれぞれ535、454、673センチ、重さは30キロ超。龍を中心に、カエルやエイ、コイ、エビなどの刺しゅうが立体的に施されており、当時の大手紙「台湾日日新報」にも紹介された。地元の宗教行事などで活躍したが、巨大で重く、使用するうちに損傷が目立ってきたなどの理由で使われなくなっていた。同県政府が2013年に県の一般古物(古器旧物)に登録し、14年に同センターによる調査、修復が始まった。全ての作業は年末までに終了する予定。

同センターは、調査、修復に当たっては国内外の専門家30人余りを動員し、台湾でよく見られる伝統技法30種のうち26種を駆使したと説明。職人の技術や方法なども併せて公開し、今回の経験が手本となり、台湾ならではの織物の修復制度が確立されればと期待を寄せた。

同センターでは、日本統治時代の新聞記事や1950 年代に撮影された写真などを展示する特設展が年末まで開催されている。

(張栄祥/編集:塚越西穂)


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