(台北中央社)中央感染症指揮センターは4日、台湾で新型コロナウイルスの感染者が新たに3人確認されたと発表した。いずれも海外からの輸入症例。台湾内の感染者は815人になった。
感染が分かった3人のうち、1人はフィリピン人労働者で、残りの2人はそれぞれドミニカ共和国とフランスから帰国した台湾人女性。ドミニカ共和国から戻った女性が提示した陰性証明は規定に合わず、空港で検査を受けた。
フランス滞在歴を持つ女性は昨年10月、現地で受けた検査で陽性が確定したが治療は受けておらず、その後の複数回の検査では陰性となっていたという。帰国翌日の2日、葬儀参列のための外出を申請したのに伴い、自費で検査を受けたところ、陽性が判明した。
同センターはまた、ベトナムで最近確認された輸入症例のうち、1人が台湾からの帰国者だったと明らかにした。ベトナム側から2日夜に連絡があったという。同センターはこの感染者の台湾滞在中の行動歴や接触歴を調べている。
(陳偉婷/編集:荘麗玲)