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中国との関係「現状維持こそ我々の主張」=蔡総統、国慶節演説/台湾

2021/10/10 13:19
中国との関係「現状維持こそ我々の主張」=蔡総統、国慶節演説/台湾

中国との関係「現状維持こそ我々の主張」=蔡総統、国慶節演説/台湾

(台北中央社)蔡英文(さいえいぶん)総統は10日、双十国慶節(中華民国の建国記念日)式典の演説で、両岸(台湾と中国)との関係について「現状維持こそがわれわれの主張だ」と訴え、中国を念頭に「一方的に現状を変えようとする行為を全力で阻止する」と語った。

蔡氏は、台湾が民主主義国家と協力を深化させてきたことなどに触れ、その一方で「われわれが良くなればなるほど、中国の圧力は強くなる」と指摘。国際情勢の変化の中で、中華民国が台湾に存在するようになってから過去72年間で最も複雑な状況に置かれているとした。

インド太平洋地域や台湾海峡の緊張が高まっていることにも言及した上で、「台湾は地域の平和な発展に向け、貢献していくつもりだ」との立場を改めて表明。「両岸関係において、われわれの善意、約束は変わらない」とし、中国との関係において現状維持を求める姿勢を示した。また、「両岸の考えの違いは、平等な対話を通じて解決されなければならない」とも強調した。

台湾には4つの堅持があるとした蔡氏。自由で民主的な憲政体制を保つ▽中華民国と中華人民共和国は互いに隷属しない▽主権を維持し、併呑を許さない▽中華民国台湾の未来は全台湾人の意思によって決められる―の4つを挙げ、これこそが台湾人の最大公約数だとした。

今後は国家の未来のため、安定した基礎を築いていく考えも示し、憲法改正やエネルギー政策など、社会の中で意見が分かれている課題について、多くの人々が受け入れられる解決方法を探っていくと語った。

東京五輪では台湾の選手が過去最高成績を残したことに触れ、多くの人々が共に選手たちを応援したことで、共同体意識が改めて確立されたと述べた。選手たちが帰国する際、軍の戦闘機が共に飛行し出迎えたことについて、「今年、台湾で最も感動的な場面の一つだった」と振り返り、国軍と選手は共に国家の英雄だと言及。「われわれは栄光や自信と共に前進していく」として、世界で存在感を示していく考えを示した。

(葉素萍、陳俊華/編集:楊千慧)


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