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泉駐台代表「日本はずっと台湾と共にある」 心のつながり強調

2021/09/06 11:07
日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)

日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)

(台北中央社)日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会台北事務所の泉裕泰代表(大使に相当)は3日、「日本はずっと台湾と共にある」と語り、引き続き友好的な日台関係の強化に取り組む考えを示した。

泉氏は2019年11月に着任。台湾に対する日本政府の新型コロナウイルスワクチンの提供や東京五輪での台湾選手の活躍など、良好な日台関係を象徴する話題が続く中、流暢な中国語で中央社のインタビューに応じた。

▽交流協会に届いた多くの花とメッセージに「感動」

日本政府は6月4日以降3度にわたりアストラゼネカ製ワクチンを計330万回分以上台湾に提供。同協会には台湾の人々から送られた感謝を伝える多くの花や手紙などが届き、蔡英文(さいえいぶん)総統や外交部(外務省)、衛生福利部(保健省)なども日本に対してお礼のメッセージを寄せた。泉氏は「当然のことをしただけなのに、多くの感謝を頂戴して驚いた」と振り返る。ワクチン提供に関する同協会のフェイスブックの投稿には800万近くのアクセスがあった。コメントはできる限り読んだという。

泉氏は「このような台湾の人々の温かい気持ちは、政治がもたらしたものでも、外交がもたらしたものでもない。心と心、人と人とのつながりがこのような結果をもたらした」と指摘。「喜びや苦しみを自然に分かち合えるのは、台湾が日本の友人だからだ」と語った。

▽今後も「日台友情」の取り組みを継続

同協会では昨年末から東日本大震災における台湾からの支援に感謝を伝える「日台友情」のイベントや取り組みを行っているほか、来年は日台で非政府間の実務関係が始まってから50年の節目に当たる。泉氏は、次の半世紀に向けた日台友情100年のターニングポイントだと強調。日台の関係について、「正式な外交関係があるどの国よりも密接だ」とし、「世界がうらやむ善意の循環を続けていく」と語り、関係のさらなる深化に向け、今後も多くのイベントが計画されていることを明かした。

▽東京五輪で見えた日台友好

東京五輪で台湾代表は2個の金メダルを含む12個のメダルを獲得。そのうち6種目で日台の代表選手が同時に表彰台に上がり、お互いに祝福し合う光景が見られた。泉氏は「素晴らしい五輪精神の表れだ」と喜び、パラリンピックについても大きなエネルギーを与えてくれていると述べた。

また、東京五輪で台湾選手を受け入れた日本のホストタウンが1国・地域の代表団に対する数としては最多の28都市に上ったことに触れ、五輪が日台間の友好関係を証明してくれたと語った。

▽国際的に高まる台湾の価値

3月の日米安全保障協議委員会や4月の日米首脳会談、6月の主要7カ国(G7)首脳会議ではいずれも「台湾海峡の平和と安定の重要性」について言及があった。泉氏は台湾海峡の平和と安定は日本の安全にとっても重要であるとの認識を示した上で、「両岸(台湾と中国)問題の平和的な解決」とともに日本の一貫した立場であるとし、各国がこの認識を改めて確認したことは大きな意義があったと述べた。

また、日本のメディアで台湾が取り上げられる機会が多くなっているとし、その理由について台湾海峡情勢の緊張だけでなく、台湾の価値が高まっていることにあると指摘。新型コロナ対策や半導体生産、マスクの国際支援などで、多くの国が台湾に関心を寄せるようになってきているとの見方を示した。

一方、台湾が環太平洋パートナーシップに関する包括的及び先進的な協定(CPTPP)への加盟に関心を示していることについては、歓迎するとの立場を示した。

▽台湾の新型コロナ対策は「励みになる」

台湾の新型コロナ対策については、政府が情報を積極的に公開していることに触れ、「インスピレーションを得た」と語る。また、昨年台湾が日本に対しマスクなどの支援物資を提供したことについて、非常に感動したと話し、日本が苦しい時に台湾はいつも温かい手を差し伸べてくれると強調。台湾が新型コロナの防疫対策に独自の方法で成功したことは日本でも大きく報道され、日本の大きな励みになるとし、今回のパンデミックで台湾から多くのことを学んだと述べた。

(齊藤啓介)


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