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国産4千トン級巡視船引き渡し 蔡総統、国際協力深化に期待/台湾

2021/04/29 18:21
台湾が自主建造した4000トン級巡視船「嘉義」

台湾が自主建造した4000トン級巡視船「嘉義」

(高雄中央社)台湾が自主建造した4000トン級巡視船の初号艦「嘉義」が29日、南部・高雄市で海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)に引き渡された。式典に出席した蔡英文(さいえいぶん)総統は、米国と先月締結した沿岸警備ワーキンググループの設置に関する覚書に基づき、越境操業する漁船の取り締まりや海上捜索救助などを通じた国際協力を深化させてほしいと期待を示した。

覚書は双方の沿岸警備当局の意思疎通向上や協力関係構築、情報共有などを目指すもので、米国の対台湾窓口機関、米国在台協会(AIT)と駐米国台北経済文化代表処(大使館に相当)が先月26日に締結した。

蔡総統はまた、台湾が今年から、同署の巡視船の側面に「TAIWAN」と表記して識別性の向上を図っていることに言及。この措置はより安全に任務を遂行するためだけではなく、中華民国(台湾)を代表して「青い国土」を守る決意を示すものでもあると述べ、成果を出して「世界を驚かせよう」と署員らを激励した。

建造を手掛けた台湾国際造船(高雄市)の鄭文隆董事長(会長)によれば、嘉義の満載排水量は5044トン、航続距離は1万カイリ(約1万8520キロ)で、最大放水射程120メートルの高圧放水銃を3基装備している。また、陰圧室や手術室も完備しており、戦時下では病院船として人道支援を行うことができるという。

同社は4000トン級巡視船4隻の建造を請け負っており、この日は2号艦「新竹」の命名・進水式も行われた。このほか1000トン級巡視船6隻、100トン級巡視艇15隻の建造も進められている。

(洪学廣/編集:塚越西穂)


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