(台北中央社)柯文哲(かぶんてつ)台北市長は24日、最大野党・国民党のフォーラムに出席する。柯氏は2019年に新党を結成しており、野党連携につながるか注目を集めている。
独立志向を持つ与党・民進党と対中融和路線の国民党が競い合ってきた台湾政界で、二大政党以外の新たな選択肢を提示しようと台湾民衆党を結成した柯氏。昨年の立法委員(国会議員)選で5議席を獲得し、国民党に次ぐ野党第2党になった。
柯氏は今回、国民党の江啓臣(こうけいしん)主席(党首)の招待に応じて出席する。フォーラムでは、住宅価格の高騰や低賃金などの社会問題について意見を交わすという。
民衆党はこれについて、国家の議題に関する党派を超えた交流で、狭義的な連携ではないとの姿勢を示した。国民党も単なる議題上の交流だとしつつ、政府の監督において他の党と協力することはいとわないとの立場を示した。
(郭建伸、王承中、陳怡璇/編集:楊千慧)