(台北中央社)南米ガイアナが現地時間4日午後、先月11日に台湾と結んでいた代表機関の設置に関する協定を打ち切ったと発表した。
外交部(外務省)が台湾時間4日午前、ガイアナでの代表機構「台湾弁公室」(Taiwan Office)設置を明らかにしたばかり。同部は5日、「ガイアナが中国の圧力で24時間経たないうちに協定を一方的に破棄した」とした上で、「努力を重ねてもガイアナの決定を変えることができなかった」のに「深い遺憾」を表明した。
中国が国際社会で台湾を孤立させ続けていることについては、「弱い者いじめに反対」とする中国の指導者の発言と背離すると指摘。「中国政府は言っていることとやっていることが違う。これはその邪悪な本質をさらに際立たせ、両岸(台湾と中国)の人々の距離を遠くしてしまった」と強く批判した。
外交部によれば、ガイアナでの台湾弁公室は先月15日から初期段階での運営を始めていたという。
(陳韻聿/編集:羅友辰)