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中華民国国章の変更求める決議案、国会通過 慎重論や反対論が噴出/台湾

2021/01/30 18:16
中華民国国章=データベース「ウィキメディア・コモンズ」より

中華民国国章=データベース「ウィキメディア・コモンズ」より

(台北中央社)中華民国(台湾)の国章デザインの変更検討を求める決議案が29日、立法院(国会)本会議で可決された。行政院(内閣)からは慎重論、最大野党・国民党の馬英九(ばえいきゅう)前総統からは反対論など、各方面からさまざまな意見が噴出している。

同決議案では、現行の国章が国民党の党章と酷似していることを指摘。自国の特色や文化を伝える他国の国章と違って国イメージを表現できないと主張し、変更の必要性や修正に絡む制度について検討し、2カ月以内に報告するよう内政部(内務省)に求めている。野党・時代力量の立法院党団(議員団)が提出した。国民党は同案に反対したが、与党・民進党が支持、野党・台湾民衆党が棄権し、賛成63、反対37、棄権5で可決された。

これを受け、行政院の李孟諺(りもうげん)秘書長は30日、国章の変更は政治性が高く、各界の共通認識が不可欠である上に、実行可能性も考慮しなければならないとし、「各方面に与える影響を評価しながら時間をかけて取り組むべき」と慎重姿勢を示した。

馬氏は同日、台北市内で報道陣の取材に応じ、「必要ない」と反発。国章の様式が法律で明文化されていることや、国民党の党章が中華民国の建国前に考案されていたことなどを指摘した上で、「2者の違いは見て取れる」と強調。「時間を無駄にすべきでない」と一蹴した。

同行していた江啓臣(こうけいしん)国民党主席(党首)は、国章の変更には憲法改正が必要だと述べ、民進党主席を兼任する蔡英文(さいえいぶん)総統も国家元首として自身の立場を率先して表明するべきだとの考えを示した。

(余祥、劉冠廷、林育瑄/編集:塚越西穂)


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