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中国、台湾のコロナ指揮官を「この方」呼ばわり 台湾で皮肉込めブームに

2021/01/29 15:21
中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官

(台北中央社)台湾でここ数日、「這位先生」(この方)というキーワードがSNS(交流サイト)を中心にブームとなっている。発端となったのは、中国で対台湾政策を担当する国務院台湾事務弁公室(国台弁)の報道官が台湾の新型コロナウイルス対応を取りまとめる中央感染症指揮センターの陳時中(ちんじちゅう)指揮官を「這位先生」と呼んで批判したことだ。蔡英文(さいえいぶん)総統もフェイスブックでこのワードを用い、この方は「台湾の防疫指揮官」だと中国への皮肉を込めて紹介。コロナ対応に尽力する全ての人にエールを送った。

国台弁の朱鳳蓮報道官は27日の記者会見で台湾の核酸検査費用が高価なことに触れ、「この方は誠実に台湾の人々に説明すべきだ」「台湾の人々をだまそうとしている」などと陳氏の名前は出さずに批判した。

陳氏は同日の記者会見で、国台弁報道官の「この方」発言にコメントを求められると「この方はコメントを差し控える」とユーモアを交えて答えた。

蔡総統は同日夜、フェイスブックで陳氏と一緒に写った写真を投稿。「この方は陳時中。台湾の防疫指揮官です」と紹介し、「素晴らしい活躍をみせている」とたたえた上で、「大多数の台湾の人々も『彼らがいて本当によかった』と思っていることでしょう」とつづった。

▽日本台湾交流協会も便乗 「この方」に感謝

日本の対台湾窓口機関、日本台湾交流協会は28日、フェイスブックで台湾のコロナとの戦いを紹介する映像を紹介する際、「這位先生」のハッシュタグ(検索目印)を使い、「日本メディアに『鉄人大臣』と称賛され、先頭に立つこの方のほかに、最前線にいる戦士たちも最大の裏方の功労者だ」と陳氏や防疫関係者に感謝を示した。

(謝佳珍、陳韻聿/編集:名切千絵)


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