(台北中央社)総統府は25日、蔡英文(さいえいぶん)総統、頼清徳(らいせいとく)副総統の名が入った2021年の新年用グリーティングカード2種を公開した。いずれにも、新春のあいさつと「牛転乾坤 自信同行」(逆境を覆し、自信を持って共に進もう)というメッセージが添えられ、新型コロナウイルスの抑え込みに成功し、その成果と経験を世界各国と共有する台湾の精神が表現されている。
1種は、干支(えと)をモチーフに、幾何学模様で表現された水田を背景にした水牛のイラストが描かれたもので、2021年が実り多い年になるようにという願いが込められた。
もう1種には、飛行機の丸窓を模した穴が開けられたルーレットが付いており、これを回すと総統府や超高層ビル・台北101など、台湾を代表する風景が次々と現れる。コロナ収束後に台湾を訪れてほしいという期待を伝える。
カードは、各国の元首をはじめとする国内外の各界要人に送られる。総統府の公式ウェブサイトhttps://www.president.gov.tw/NEWS/25814では、動画も公開されている。
「牛転乾坤」は四字熟語の「扭転乾坤」をもじったもの。扭と牛は同音。
(温貴香/編集:塚越西穂)