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「東部にも代替滑走路を」話題に 花東縦谷走る全長14.5キロ直線道路/台湾

2021/09/20 18:19
グーグルマップより

グーグルマップより

(台北中央社)中国軍による台湾進攻を想定した大規模軍事演習「漢光37号」では、南部・屏東の一般道を戦闘機の代替滑走路として利用する訓練が行われた。これに絡み、東部の谷間に延びる平原、花東縦谷には全長14.5キロの直線道路が走ることから、代替滑走路に指定するべきとの議論が持ち上がっている。

漢光演習は17日までの5日間、台湾全土で実施された。屏東では15日、軍事基地が爆破されたのを想定し、「佳冬戦備道」で戦闘機が離着陸。これで代替滑走路に指定されている5カ所全てで訓練の実績ができた。

代替滑走路は屏東以外、台湾西部の主要都市を結ぶ中山高速公路上にあり、東部には代替滑走路がない。中国の軍事圧力が強まる中、東部にも代替滑走路を設けられないかとの声が軍でも上がっているという。

中でも、花東縦谷を南北に縦断する花東公路には、台東県の関山から鹿野まで14.5キロにわたって直線の区間があり、「台湾最長で最も真っすぐな公道」といわれている。操縦士を務めた経験を持つ軍関係者は、代替滑走路に指定されている5カ所は全て中国軍の弾道ミサイルの射程圏内にあると指摘。周辺を爆撃されれば、使用できなくなるという。一方、花東縦谷を走る花東公路なら、中央山脈や海岸山脈が攻撃から守る壁となるとの見方を示した。

戦闘機用の滑走路は長さが2000メートル以上確保できれば十分とされ、この区間ならさらに4~5区間に分けて滑走路を設けることも可能で、一部が破壊されても残りの区間を利用することができる。台東の空軍基地、志航基地にも近い。

元空軍副司令の張延廷中将も、東部は戦略・戦術的価値を有すると考える。東部は戦力の保全や防御上、重要な拠点だとし、東部に代替滑走路を設けることで中国軍から攻撃されるリスクを軽減できると説明。また、東部には農家が多く、高い建物が少ない上、滑走路整備のための土地の収用も西側より容易だと話した。

(游凱翔/編集:楊千慧)


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