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中国人の男が密入国 国家安全保障に懸念噴出 国防相、過失認める/台湾

2021/05/03 17:34
中国人の男が密入国  国家安全保障に懸念噴出  国防相、過失認める/台湾

(台北、台中中央社)台中港務警察総隊は2日、台中港の道路で4月30日深夜に中国人の男を摘発したと発表した。男は「自由を求めて中国・福建からゴムボートでやって来た」と話しているという。これを受け、台湾内では国家安全保障上の懸念が噴出している。邱国正(きゅうこくせい)国防部長(国防相)は3日、「確かに落ち度があった」と認め、密入国を防止できなかった原因を突き止めて改善を図る方針を示した。立法院(国会)司法・法制委員会出席前に報道陣の取材に応じた。

男は海軍や海洋委員会海巡署(海上保安庁に相当)の監視をかいくぐり、台中港から上陸。港の工事作業員が男を見つけ、警察に通報した。単純な密入国事件かどうかについても注目が集まっている。

立法院でもこの事件について質問が飛んだ。海軍司令部の蒋正国参謀長は外交・国防委員会で、与党・民進党の王定宇立法委員(国会議員)から、中国から台湾まで小型ゴムボートで直接到達できる可能性について問われると、「積んでいる燃料の量から判断すれば、可能性は低い」と回答し、中国から直接渡ってくるには燃料が足りないとの見方を示した。

台湾台中地方検察署(地検)によれば、男は出入国・移民法違反の疑い。新型コロナウイルスの感染防止のため、海巡署の留置所で隔離措置を受けている。検察はまずリモート形式で取り調べを行うとしている。検察や警察はすでに男の携帯電話やゴムボートなどを押収し、携帯電話の中から密航中に撮影した映像を発見したという。

(郝雪卿、游凱翔、蘇木春、王揚宇/編集:名切千絵)


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