(台北中央社)国防部(国防省)は7日、公式サイトで随時公表している軍事動向について、英語の併記を開始した。中国の軍用機が台湾の防空識別圏に繰り返し進入する中、国際社会に中国の「文攻武嚇」(言葉で攻撃、武力で威嚇)の行為を伝える狙いがある。
国防部は先月17日、軍事動向専用ページを公式サイトに設置。これまで表示言語は中国語のみで、7日の立法院(国会)外交・国防委員会で立法委員(国会議員)から、英語版も追加するよう提言があった。
国防部が7日夜に公表した情報によれば、人民解放軍のKJ500早期警戒機1機が同日、台湾南西の防空識別圏に進入した。人民解放軍が台湾の防空識別圏に進入するのは、同軍が台湾周辺空域での活動を活発化させた先月16日以降で13回目。
(游凱翔/編集:名切千絵)