(台北中央社)台湾ギャングの世界を描く人気映画シリーズの最新作「角頭-浪流連」のプレミア上映イベントが3日、台北市内で開かれ、製作陣やキャストが勢ぞろいした。チャン・ウェイイェン(張威縯)プロデューサーは、興行収入よりも、「角頭」のIP(知的財産)が今後も展開され続けていくことを期待したいと話した。「角頭」はドラマ化が決まっており、旧正月後に撮影時期を確定させるという。
「角頭」シリーズはギャングの抗争と義理人情を描く作品。2015年に1作目「角頭」が公開されると8000万台湾元(約3億円)を超えるヒットを記録し、2018年公開の続編「角頭2:王者再起」は前作を上回る約1億3000万元(約4億9000万円)の興行収入を叩き出した。3作目となる今作はスピンオフ作品。女性・愛を切り口としてラブストーリーを描き、混沌としたギャングの世界を見せる。主演はチェン・レンシュオ(鄭人碩)、ニッキー・シエ(謝欣穎)ら。レイ・ジャン(姜瑞智)がメガホンを取った。
レンシュオは、公開7日間で興行収入が1億元(約3億7700万円)を突破すれば10人限定で「阿慶(レンシュオの役名)のキス」をプレゼントすると宣言。新型コロナウイルスの感染防止を考慮し、「もちろん特殊な方式を採用する」と話し、「この計画が実現できるのを楽しみにしている」と作品のヒットに期待を寄せた。
同作は台湾で5日に公開。
(王心妤/編集:名切千絵)