(台北中央社)台湾プロ野球の中信兄弟は28日、球団董事長(会長)に前最高顧問の高英傑氏(65)が就任したと発表した。
1955年南部・嘉義市生まれ。アマチュア時代は投打の二刀流で活躍し、台湾代表に複数回選出された。兵役問題で米球界への挑戦はかなわなかったが、1980 年に南海(現ソフトバンク)に加入し、83年まで投手、外野手としてプレーした。
南海退団後は台湾に戻り、長年台北市立体育学院(現台北市立大学)野球部で指揮を執り、王建民(元ヤンキース)や李振昌(中信、西武時代の登録名はC・C・リー)らを育てた。中信兄弟の最高顧問は2014年5月から務めていた。
中信兄弟では先月、OBで2軍監督だった林威助氏(元阪神)の1軍監督昇格が決まっており、今季は新体制で2013年末の前身球団買収後初となる年間優勝を目指す。
(楊啓芳/編集:羅友辰)