台北市の士林官邸公園で11月27日から12月11日まで「2016士林官邸菊展」が開かれた。開催は15回目で、毎年多くの見物客が訪れる人気のイベントとなっている。
◇来年開催のユニバーシアード台北大会をPR来年夏にユニバーシアード台北大会が開催されるのに合わせ、会場には各競技を表現した緑のオブジェが多数登場。大会に華を添えた。
テコンドーをするタイワンツキノワグマのオブジェはどことなくユーモラスで笑いを誘う。同大会のPRキャラクター「熊讃Bravo」をモチーフにした高さ3.2メートルのオブジェも。多くの見物客が記念撮影を楽しんでいた。◇目玉の「大立菊」菊花展の目玉とされるのは、1つの親株に多くの品種を接ぎ木した特殊栽培の「大立菊」。今年最大のものは1株に1600輪の黄色い花が咲いた。
会場には大小様々な大立菊が展示されていた。大きいものは立派だが、小さめのものも可愛らしい。甲羅のような形の大立菊もあった。会場にはコスモスやバラなども植えられており、一面に花畑が広がる。記者が訪れたのは平日だったものの、会場は高齢者や中高生のグループなどでごった返し、予想以上の賑わいを見せていた。(名切千絵)