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先住民アミ族の聖山を共同管理 林務局と一部集落が覚書締結/台湾

2020/07/24 18:33
奇拉雅山の頂上に建つアミ族各集落の記念碑=読者提供

奇拉雅山の頂上に建つアミ族各集落の記念碑=読者提供

(花蓮中央社)先住民アミ族が聖地とあがめる東部・花蓮県豊浜郷の奇拉雅山(Cilangasan)の共同管理に向けた覚書が23日、農業委員会林務局とアミ族の一部集落との間で結ばれた。県内では初めてのケースとなる。

標高約926メートルの同山。山頂には、各集落が祖先を祭る記念碑が27基建てられており、毎年、豊年祭などの重要行事に臨む前には、同地で儀式を執り行い、安全を祈願する習わしがあるという。一方で、同地が国有林に属していることから、アミ族出身の廖国棟立法委員(国会議員)が、管轄権を考える研究会などを開いて共同管理を呼び掛けていた。

林務局は、国有林内にある先住民族の領域で資源の共同管理を進めるためのガイドラインを2015年に制定し、現在は内規の改訂に着手している。今後は権利義務関係を明確化し、各集落が自主管理できるよう行政契約を推進するとしている。

調印式では、同局花蓮林区管理処の楊瑞芬処長と、港口、八里湾、豊浜の3部落(集落)の頭目、豊浜郷の江莉婷郷長が署名し、パートナーシップ構築を約束した。

楊氏は、これからはどうやって山を守るかをみんなで話し合いたいと述べ、エコツアーや地方創生プロジェクトなどを発展させることもできると期待を示した。

江氏によれば、同郷内には計14人の頭目がいる。廖氏は、現在はまだ初歩段階だとした上で、聖山にゆかりがある全ての集落を集め、共同管理に関する共通認識を得ることを次の目標にしたいと意欲を示した。

(李先鳳/編集:塚越西穂)


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