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日本統治時代から残る精米工場、修復経て一般公開へ/台湾

2020/07/11 12:18
再稼働されるヒノキ製の巨大精米機=台南市政府提供

再稼働されるヒノキ製の巨大精米機=台南市政府提供

(台南中央社)日本統治時代から残る南部・台南市の精米工場が修復を終え、長年使われていなかった巨大精米機が再稼働した。今後は毎週末に無料で一般開放される。10日に行われた除幕式に出席した黄偉哲市長は、失われた文化を体験してほしいと来訪を呼び掛けた。また、日本人技師、八田与一が嘉義・台南一帯に水を引くために設計した嘉南大圳の着工から今年で100年になることにも触れ、精米工場を通じて、嘉南大圳が育んだ地元の米食文化を認識してもらいたいと期待を寄せた。

文化部(文化省)や同市文化資産管理処(文資処)の資料によると、同工場は日本統治時代に現在の後壁区菁寮に建設されたもので、戦後に建物を買い取った家族が1948年に「義昌碾米廠」を開業。子孫によれば、2階建ての高さがあるヒノキ製の精米機は、台中の職人に特注したものだという。2010年に「後菁寮義昌碾米廠」の名称で市の歴史的建築物に指定され、国や市、所有者の共同出資による修復工事が2016年に始められた。

文資処によれば、精米工場では、イネや穀物、農村文化などが紹介されるほか、精米の流れが分かる3D動画も放映される予定。

後壁区菁寮は古くから交通の要所で、かつての面影をとどめる「老街」が残っており、古い建物を再活用して昔の農村生活を体験できるようにした文物館などもある。地元のコメ農家を取材したドキュメンタリー映画「無米楽」の舞台として一躍有名となり、日本でもインターネットで配信されたテレビドラマ「おんなの幸せマニュアル」(俗女養成記)のロケ地にも選ばれている。

(張栄祥/編集:塚越西穂)


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