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日本時代の日台男女の恋物語、舞台劇に 雲林で29日上演/台湾

2018/12/24 18:53
高萩光男さん(右)と劉宝貴さん(右2)=劉震東さん提供

高萩光男さん(右)と劉宝貴さん(右2)=劉震東さん提供

(雲林 24日 中央社)日本統治下の中部・雲林で繰り広げられた日本人男性と台湾人女性の恋物語を基にした舞台劇が29日に同県内で上演される。主催団体は、激動の時代において一途な心が生み出した感動を味わってほしいとしている。

上演されるのは「恵来里158号档案」。物語は日本統治時代の1930年後半、日本人警察官、高萩光男さんがある日、村人に日本語を教える台湾人女性、劉宝貴さんに心を奪われたことに始まる。劉さんは当時15、16歳で、恵来○158号(現在の雲林県虎尾鎮)に住んでいた。当時の台湾では日本の警察に敵意を抱く人が多かったものの、高萩さんはその真面目な仕事ぶりにより市民に受け入れられ、劉さんの心も射止めた。田舎ではこのような恋はタブーだったものの、2人は7年の交際の末、1945年に結婚した。(○=がんだれに昔)

だが幸せは長く続かず、間もなくして日本が敗戦。高萩さんは引き揚げを余儀なくされ、一方の劉さんは戸籍の問題で台湾に留まらざるを得ず、離れ離れの生活に涙を流す日々が続いた。翌年、劉さんは船で日本に密航し、やっとのことで高萩さんと再会を果たした。

雲林県政府文化処によると、この物語は数年前に地元の市民団体が町おこしプロジェクトを推進した際、地域の守り神をまつる廟に高萩さんが寄付をした記録が見つかったのをきっかけに明らかになった。この物語は絵本にもなっている。

(葉子綱/編集:名切千絵)


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