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基隆市の中元祭、シルク・ドゥ・ソレイユ仕込みの開幕劇が観客を魅了/台湾

2017/09/05 14:55
基隆市の中元祭、シルク・ドゥ・ソレイユ仕込みの開幕劇が観客を魅了/台湾

(基隆 5日 中央社)163年の伝統を誇る北部・基隆市の年中行事「鶏籠中元祭」のクライマックスともいえる「灯篭流し」(放水燈)が4日夜、盛大に行われた。イベントの幕を開けたのは、世界的サーカス団「シルク・ドゥ・ソレイユ」の元メインダンサー、ビリー・チャン(張逸軍)氏プロデュースの開幕劇。完成度の高さで集まった観客を魅了した。

鶏籠中元祭は、あの世から霊や魂が戻ってくるとされる旧暦7月の“鬼月”(今年は8月22日から9月19日)に、市民の団結や、幸せの到来を願って開催されるもので、台湾の無形文化財に指定されている。約1カ月間にさまざまなイベントがあり、4日は、山車がにぎやかに市内を練り歩くパレードと海辺での灯篭流しが行われた。

チャン氏は、シルク・ドゥ・ソレイユのメインダンサーに起用された初めての台湾人で、公演「ドラリオン」では「火-Yao」役を演じた。約5年間在籍後、2012年に台湾に戻り、現在は創作舞踊家として活躍している。今年、基隆市政府の要請で開幕劇を手掛けることになった。

劇の主軸は、かつて出身地が違う者同士の紛争が多発し、多くの死傷者を出した歴史や、その後、出身地ではなく、苗字を同じくする者同士(宗親)がまとまって、持ち回りで供養を行うことになったという鶏籠中元祭の由来。チャン氏は、地元の劇団やパフォーマンス集団を率い、雑技や伝統音楽などに現代感覚を組み入れた演出でこれらの物語を巧みに表現した。

(王朝ギョク/編集:塚越西穂)


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