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台湾の対日旅行収支、不均衡拡大 2年余りで3700億円弱の赤字

2017/07/01 11:15
商業発展研究院の許添財董事長(左から4人目)

商業発展研究院の許添財董事長(左から4人目)

(台北 1日 中央社)サービス業のためのシンクタンク、商業発展研究院(台北市)の許添財董事長は6月29日、台湾の対日旅行収支が2015年から現在までに1000億台湾元(約3690億円)の赤字になっていると指摘し、「点・線・面」を考えた上で観光立国を目指すよう政府に求めた。

同院はこの日、日台の観光交流に関するフォーラムを開催。産学の専門家が日台間における観光交流発展の障害や関連の戦略などについて意見を交わした。

許氏によれば、日本を訪れる台湾人は2012年の約156万人から2016年には約430万人と2.7倍以上に成長。一方、訪台日本人は2012年が約143万人、2016年が190万人と伸び率は約32%にとどまっている。さらに、訪台日本人1人当たりの旅行支出は2011年の1日当たり348.12米ドル(約3万9000円)から2015年には同227.59ドル(約2万5600円)にまで落ち込んでいる。日本の観光庁の統計によると、訪日台湾人の1人当たりの旅行支出は2011年が10万6503円(平均7.6泊)、2015年が14万1620円(平均6.4泊)。

許氏は、対日旅行収支は2013年から赤字に転落していると説明。中国大陸客の減少で台湾の観光業界が打撃を受けている上に、最もうまく行っている日台観光まで問題が生じていると警鐘を鳴らした。

許氏は、いかにして台湾をPRし、観光の質を改善していくかが課題だと指摘。全面的にインフラを整えるなど対策を講じ、日台観光をウインウインの関係に導くよう、政府に要求した。

(黄麗芸/編集:名切千絵)


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