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  • 社会

日本統治時代の別荘で展示の焼き物 「台湾」テーマで評判に

2020/11/17 18:33
台湾がテーマの清水焼=高雄市文化局提供

台湾がテーマの清水焼=高雄市文化局提供

(高雄中央社)今月初旬にリニューアルオープンした日本統治時代の建築物「逍遥園」に展示されている、台湾をテーマとした清水焼(京焼)の皿が、参観者の間で評判となっている。

文化部(文化省)の資料によると、同園は浄土真宗本願寺派第22世宗主である大谷光瑞が別荘として建設したもので、1940(昭和15)年に落成した後、門徒の教育や農業の発展のための拠点として用いられた。戦後は国軍の宿舎として使われた後、老朽化したとして解体の話が持ち上がったが、保存を求める声が上がり、修復を経て今月1日に一般公開された。参観者は2 週間で1万人以上に達した。

同市文化局によると、評判の清水焼は、大谷が同園開園時に親族や来賓に贈る記念品として陶芸家、森野嘉光に作らせた、直径約16センチの丸皿。台湾本島と島内の物産がテーマで、中央には海に浮かぶ台湾本島と離島、縁には豚やパイナップル、みかん、バナナ、水牛などの図柄があしらわれている。現存するのは2枚のみだという。逍遥園のリニューアルオープンに当たり、同局が、大谷ゆかりの文物を陳列する日本の大谷記念館(大分県)から借り受け、1カ月間の予定で展示を開始した。

同局は、この皿は台湾と日本を結び、高雄の歴史を刻む貴重な文物であり、コロナ禍の中でも展示することができたのは非常に得難い国際交流だと喜びを示した上で、展示期間の延長を日本側に打診していることを明かし、同じコンセプトの記念皿を数量限定で制作する意向も示している。

(王淑芬/編集:塚越西穂)


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