Menu 戻る
  • 社会

プユマ号脱線事故から2年 調査委、台湾鉄道に18項目の改善を提言

2020/10/19 17:23
事故発生時の現場の様子

事故発生時の現場の様子

(台北中央社)死者18人を出した台湾鉄路管理局(台鉄)特急プユマ号の脱線事故から21日で2年になるのを前に、国家運輸安全調査委員会は19日、最終調査報告を公表した。報告書では、運転士の操作や指令員、整備士の対応などが直接の原因だとし、その根源は台鉄が包括的なマニュアルや手順を提供していなかったことや職員訓練や検定制度の不備にあると指摘した。台鉄に対し、各車種の操作や保守、故障時の対応に関するマニュアルの作成など18項目の改善を提言し、90日以内の回答を求めた。

2018年10月21日、樹林発台東行きのプユマ号が新馬駅(宜蘭県)手前の右カーブを曲がりきれずに脱線し、18人が死亡、291人が重軽傷を負った。

報告書によれば、事故発生前、車両の動力に異常が生じており、運転士は異常を解決しようと、自動で速度を制御する自動列車防護装置(ATP)を切断。運転士は指令員や整備士との連絡に気を取られ、新馬駅付近のカーブの手前に設置されていた速度標識(プユマ号は時速75キロ)に気付かず、カーブ進入時に減速が間に合わなかった。当時列車は時速140キロで走行していた。

報告書では台鉄のほか、交通部(交通省)や車両の主契約企業である住友商事などにも改善を提言した。

同委の楊宏智主任委員は各種のデータを根拠に、事故の発生前、運転士は慌てていたと指摘。その主な原因は台鉄の運転管理や組織管理にあるとの見解を示した。

(余暁涵/編集:名切千絵)


Share on Facebook  Share on plurk  Share on twitter  Share by email  Share on LINE
Top