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台湾文学祭が東京で開幕 「詩」にスポット ドキュメンタリー映画も上映

2020/10/09 13:04
台湾文学祭が東京で開幕 「詩」にスポット ドキュメンタリー映画も上映

台湾文学祭が東京で開幕 「詩」にスポット ドキュメンタリー映画も上映

(東京中央社)台湾の代表的詩人、楊牧(ヤンムー)と洛夫(ルオフ)にスポットを当てた「台湾文学祭」が7日、東京の台北駐日経済文化代表処文化センターと誠品生活日本橋で同時に始まった。同センターが詩をテーマにした展示イベントを開催するのは初めて。2人の詩人の直筆原稿複製や貴重な旧版、翻訳書などを展示するほか、関連のドキュメンタリー映画を上映し、2人の生涯や作品について日本の読者に紹介する。

上映される映画は、台湾文学の著名作家をテーマにした「島の物語を紡ぐ者たち」(他們在島嶼写作)シリーズのうち、楊牧を扱った「一篇の詩の完成に向かって」(朝向一首詩的完成)と洛夫を扱った「岸のない河」(無岸之河)の2本。いずれも日本初上映となる。

同センターの王淑芳センター長は、新型コロナウイルス感染拡大の影響で台湾から作家を呼べない中、日本の人々の反応から、台湾文化を紹介するには映像が最も効果的だと考え、ドキュメンタリー作品の上映を決めたと明かす。イベントを通じ、2人の台湾文学の大家に敬意を示すとともに、日本人に2人の風格や作品を知ってもらえればと話した。また、コロナ下において、詩は癒やしを与えるものだと言及した。

開催は台湾文化センターで30日まで、誠品生活日本橋では来月15日まで。映画上映は文化センターで8、9、22、23日に行われる。オンライン上映も実施され、17~31日に配信される。映画鑑賞にはいずれも事前申し込みが必要で、文化センターの公式サイトで申し込みを受け付ける。参加は無料。

楊牧は1940年、花蓮生まれ。詩集やエッセーなどを60冊以上出版し、台湾で最もノーベル文学賞に近い詩人とされる。著作は英語や日本語、フランス語など複数の外国語に翻訳され、日本で翻訳出版された作品には「奇莱前書:ある台湾詩人の回想」や「カッコウアザミの歌―楊牧詩集」などがある。今年3月に79歳で死去した。

洛夫は1928年、中国・湖南省生まれ。1949年に国軍に入隊し、軍隊とともに台湾に渡った。洛夫の作品も複数の言語に翻訳されており、日本では「禅の味―洛夫詩集」が出版された。2018年3月に89歳で亡くなった。

(楊明珠/編集:名切千絵)


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