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配給用マスクに中国製が混入 蔡総統「絶対に許されない」/台湾

2020/09/04 14:24
問題のメーカーが政府に提供したマスク

問題のメーカーが政府に提供したマスク

(台北中央社)実名制購入制度を通じて販売される配給用マスクの一部に、中国製の非医療用マスクが混入していたことが明らかになった。衛生福利部(保健省)食品薬物管理署は3日、緊急記者会見を開き、政府にマスクを提供しているメーカー1社が輸入品を流用していたと説明し、交換を受け付けると発表した。蔡英文(さいえいぶん)総統は「絶対に許されない」と怒りをあらわにしている。

問題のメーカーは北部・新北市の加利科技。配給用マスクを製造する台湾の「ナショナルチーム」の一員だった。台湾では全ての国民に、2週間当たり9枚(大人の場合)の医療用マスクを実名制で購入する権利が与えられており、政府はナショナルチーム各社から配給分として1日当たり計800万枚を買い上げている。

同署品質監督管理課の遲蘭慧課長によると、不正が発覚したのは2日。北部・新北市の某薬局が、同日配達された配給用マスク36袋(1袋9枚入り)のうち1袋に「安徽製」という簡体字の表記が付いてるのを発見。通報を受けた同署が調査したところ、同社が8月に中国から非医療用マスク337万枚余りを輸入し、そのうちの一部を、台湾製を装って配給用に充てていたことが判明した。工場内からは、「非医療用使い捨て式平面マスク」と表示された中国製マスクとその輸入申告書が見つかった。同署は薬事法にのっとって同社を営業停止処分にし、在庫品の出荷停止を命じたとしている。

蔡総統は3日夜にフェイスブックを更新し、「ナショナルチームの苦労とこれまで積み重ねてきた信用を著しく損なう」と同社を批判。「違法な行為は絶対に許されない」と強調し、捜査を拡大して不正な企業があれば見つけ出すと約束した。

同社のマスクには「Carry mask」と型押しされており、新北市を中心に、北東部・宜蘭県や台北市に配達されたことが分かっている。9月4日から11日まで、実名制購入の窓口となっている薬局や保健所で台湾製のものと交換できる。

(張茗喧/編集:塚越西穂)


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