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  • 社会

パンダ「円円」、徐々に母親らしく 園、ぬいぐるみ投入で様子を観察/台湾

2020/07/20 17:38
先月下旬に生まれたばかりの赤ちゃんパンダ、寝ることが仕事!=台北市立動物園提供

先月下旬に生まれたばかりの赤ちゃんパンダ、寝ることが仕事!=台北市立動物園提供

(台北中央社)台北市立動物園は先月下旬に生まれたメスのジャイアントパンダを母親の「円円」のそばに戻す準備を整えようと、赤ちゃんパンダを模したぬいぐるみを円円に与え、様子を観察している。園によると、円円は母親としての感覚を取り戻しつつあるという。

円円は先月28日、第2子を出産。だが、子供の世話をしようとする素振りが見らなかったため、園は人工哺育を当面の間行うことを決めた。

飼育員は円円に心身ともに育児の状態を保ってもらおうと、パンダのぬいぐるみを改造した「疑似赤ちゃん」を用意。2013年に第1子「円仔」が誕生した際にも同様のぬいぐるみを準備していたが、今回は内蔵させるスピーカーを小型化したり、赤ちゃんの体重増加に合わせてぬいぐるみの中に詰める砂利を増やしたりするなど、進化させた。

飼育員はパンダの赤ちゃんが出す声の変化に合わせ、空腹時の鳴き声や排便時に出す声などを2~3日おきに新たに録音し、円円に子供の最新の「音」の情報を提供している。また、ぬいぐるみには、赤ちゃんの新鮮な糞便を付着させ、円円に子供の匂いを覚えさせているという。

7年前は、何度も改良を重ねてやっと円円がぬいぐるみの世話を真剣にするようになったが、今回は1度の改良のみで円円に受け入れられた。同園の広報担当者は、円円はすでにぬいぐるみを自身の子供だとみなし、子供を守ろうとする行動まで見せていると明かす。飼育員がぬいぐるみを取り出す際には、円円の好物である蜂蜜を与えて気をそらさないといけないほどだという。

また、円円がぬいぐるみを扱う際の力の入れ具合が適切かどうか調べるため、ぬいぐるみの中に生卵を入れる実験を行ったところ、一晩経過しても卵が割れることはなく、優しい母親だと分かったという。

(梁珮綺/編集:名切千絵)


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