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  • 社会

医師の陳定信さん死去 肝臓病研究の権威 76歳/台湾

2020/06/25 14:18
2010年に日経アジア賞を受賞した陳定信さん(中央)

2010年に日経アジア賞を受賞した陳定信さん(中央)

(台北中央社)台湾の医師で、肝臓病研究の権威として知られる陳定信(ちんていしん)さんが24日、台北市の台湾大医院ですい臓がんのため死去した。76歳だった。台湾大医学部長や世界肝臓学会理事長、台湾医学会理事長、台湾肝臓研究会会長などを歴任し、2010年には日経アジア賞を受賞した。

陳さんは1943年生まれ。大学4年時に父親が肝臓がんに罹患して亡くなったのをきっかけに肝臓病研究と臨床の仕事を志すようになり、1971年から「台湾肝臓病の父」と称される故宋瑞楼台湾大医学部教授の下で研究に身を投じた。後に陳さんと研究チームはB型肝炎がHBs抗原陽性の母親から出生した子供に感染することを発見し、これが台湾のB型肝炎予防・治療の基礎を築いた。また、陳さんは1978年、政府に肝炎予防政策を実施するよう働きかけ、1984年のB型肝炎ワクチン接種開始につながった。

(陳偉テイ/編集:名切千絵)


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