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  • 社会

蔡総統「今後14日間が重要な時期」 パニック招かないよう呼び掛け/台湾

2020/03/20 15:22
台湾の一部の小売店ではインスタント麺や缶詰、トイレットペーパーなどの商品棚がほぼ空になる状況が生じている=3月19日、高雄市

台湾の一部の小売店ではインスタント麺や缶詰、トイレットペーパーなどの商品棚がほぼ空になる状況が生じている=3月19日、高雄市

(台北中央社)蔡英文総統は19日午後に総統府で発表した談話で、新型コロナウイルスの感染拡大について「今後14日間が第2段階の防疫で重要な時期」との見解を示した。国民に対し、パニックを引き起こさず、買い占めや過度な備蓄をしないよう呼び掛けた。

政府が18日、外国人の入境を原則的に拒否する措置の実施を発表したことや台湾内での感染者数が100人に達したのを受け、一部の小売店ではインスタント麺や缶詰、トイレットペーパーなどの商品棚がほぼ空になる状況が生じている。

蔡総統は、物流は滞っていないと説明した上で、「安定的な供給を確保する。物資の買い占めや備蓄は必要ない」と述べ、不当な備蓄や価格の釣り上げに対して「政府は必ず重罰を科す」と強調した。

中央感染症指揮センターの陳時中指揮官は19日午後の記者会見で、国内感染者は多くなく、台湾には「パニックになる理由はない」と述べた。

蘇貞昌行政院長(首相)は同日、フェイスブックで、「どんどん買ってください。在庫はたくさんあります」と食料品不足の心配がないことをアピール。政府には90万トンの食料備蓄があり、国内のトイレットペーパー工場は6割の稼働率で台湾全土の必要量をまかなえると紹介した。また、台湾は果物王国、水産王国、食品加工大国だとし、「新型コロナウイルスの影響で経済がスローダウンしている中、政府はもちろん、みなさんがこぞって買うことで農家や業者を応援し、内需を活性化させることを推奨します」と呼び掛けた。

▽買い占め扇動に中国「網軍」関与の疑い=立法委員が指摘

食料品の買い占めが起こっていることに関し、与党・民進党の趙天麟立法委員(国会議員)は20日、立法院院会(国会本会議)で、インターネット上で世論を誘導する中国の「網軍」が台湾の大手ネット掲示板で買い占めを扇動したのではないかとの疑いを指摘した。これに対し、蔡清祥法務部長(法相)は調査局が関連の情報を集め、人物の特定に動いていることを明らかにし、徹底的に調査する方針を示した。

(葉素萍、温貴香、余祥、陳俊華、張茗喧、陳至中、呉欣紜、陳怡セン/編集:名切千絵)


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