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  • 社会

「台南消防の父」旧宅、晴れて市の古跡に 審議委が認定/台湾

2019/10/05 19:30
台南市の古跡に認定された住吉秀松の旧宅=同市文化資産管理処提供

台南市の古跡に認定された住吉秀松の旧宅=同市文化資産管理処提供

(台南中央社)今年7月に南部・台南市の暫定古跡に登録された日本統治時代の「台南消防の父」の旧宅が、3日の審議委員会で正式に市の古跡として認定された。

「台南消防の父」は、1919(大正8)年に台南初の私設消防団「台南消防組」を組織し、10年以上にわたって防災などに尽力した日本人、住吉秀松に対する尊称。住吉は明治生まれの実業家で、台湾では建設会社「住吉組」を設立し、鉄道や橋りょうなどのインフラ整備に携わったほか、当時の自治組織「台南市協議会」の会員も務めた。

旧住吉宅はL字型2階建てで、塀や木戸門、庭園、神社跡などがあり、いずれも材質や工法にこだわって造られた。同市に現存する日本建築としては珍しい大型の建物であることや、保存状態の良さなどが審議委員会で高く評価された。

同宅をめぐっては、敷地内に重機が出入りしているとの通報が7月、同市文化資産管理処に寄せられた。敷地や建物の所有権を持つ2家族のうち1家族が、裁判で設置を命じられた通路を開こうとしたとみられる。同処は建物の損傷や破壊に「待った」をかけるため、急きょ暫定古跡に登録し、作業を中止させていた。

(張栄祥/編集:塚越西穂)


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