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  • 社会

国際人権博連盟、台湾に「アジア太平洋支部」設置 人権の議論活発化に期待

2019/09/04 13:51
国際人権博物館連盟のアジア太平洋支部設置を喜ぶフレミング会長(右)、台湾の国家人権博物館の陳俊宏館長(左)ら

国際人権博物館連盟のアジア太平洋支部設置を喜ぶフレミング会長(右)、台湾の国家人権博物館の陳俊宏館長(左)ら

(京都 4日 中央社)国家人権博物館(新北市)に3日、人権問題に取り組む世界各地の博物館が加盟する「国際人権博物館連盟」(FIHRM)のアジア太平洋支部が設置された。同連盟のデビッド・フレミング会長が同日、京都で開催中の第25回国際博物館会議(ICOM)世界大会の会場で正式に発表した。フレミング会長は、支部設置によってアジア太平洋地域で人権に関する議論が活発化するよう期待を寄せた。

同連盟が支部を開設するのは、2017年のラテンアメリカ支部に続き2カ所目。フレミング会長によると、2年前にアジア太平洋支部の設立を決めており、台湾は人権の取り組みが国際的に優れていたことから、国家人権博物館への設置は最適な選択肢だったという。

アジア太平洋支部では台湾の人権に関わる取り組みを推進し、台湾と世界の人権博物館や組織を結びつける場としての役割を担う。国家人権博物館の陳俊宏館長は中央社の取材に対し、アジアの人権関連の各博物館や記念館と連携し、人権を主体とした文化の道筋を共同で形成していきたいと期待を寄せた。

文化部の鄭麗君部長(文化相)は祝賀メッセージを寄せ、台湾がアジアの人権の灯台となるよう願った。

国家人権博物館は文化部所管の機関として昨年5月に設立され、北部・新北市新店に「白色テロ景美記念園区」、東部の離島・緑島に「白色テロ緑島記念園区」がある。戦後の権威主義体制下で行われた人権侵害に関する史料や文物の保存、研究、展示などに取り組んでいる。

同連盟の公式サイトによると、台湾では国家人権博物館の2カ所の記念園区のほか、二二八国家紀念館(台北市)、国立台湾博物館(同)など計9カ所が同連盟に加盟している。

(楊明珠/編集:名切千絵)


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