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  • 社会

日本統治時代から残る石灯籠が台風で倒壊 地元が修復へ/台湾・花蓮

2019/08/30 12:09
台風で倒壊した石灯籠=花蓮県文化局提供

台風で倒壊した石灯籠=花蓮県文化局提供

(花蓮 30日 中央社)日本統治時代に東部・花蓮県に建立された石灯籠が、今月24日に台湾に上陸した台風11号の影響で倒壊した。同県文化局が29日に明らかにした。石灯籠は、県の文化財で名高い観光名所でもある「新城神社跡」(現・新城天主堂)の参道にあることから、同局は修復を急いでいる。

同局や文化部(文化省)の資料によれば、新城神社は1937(昭和12)年に建立された。新城に駐屯していた旧日本軍の兵士が台湾原住民(先住民)タロコ族の女性に暴行し、これに憤慨した住民が日本兵13人を殺害した1896(明治29)年の「新城事件」の犠牲者を追悼するためだった。戦後、神社の社は破壊されたが、鳥居や石灯籠、こま犬、参道などは残った。1962年に同地を購入したキリスト教系団体が教会を建設し、神社の面影を残す新城天主堂に生まれ変わった。2005年、県の古跡に指定された。

石灯籠は、強風によって倒れた樹木に当たって損傷。26日に通報を受けた江躍辰局長が現地に視察に赴き、管理人となっている教会側と修復について意見を交わした。修復のほか、石灯籠や鳥居を覆う苔(こけ)の清掃なども検討されているという。

(張祈/編集:塚越西穂)


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