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  • 社会

ビキニ姿の観光客に困惑 台湾離島・蘭嶼の住民、現地尊重を呼び掛け

2019/07/31 16:31
チヌリクランが停泊する蘭嶼の海岸を観光する女性たち=Na Woodさんのフェイスブックから

チヌリクランが停泊する蘭嶼の海岸を観光する女性たち=Na Woodさんのフェイスブックから

(台東 31日 中央社)台湾東部の離島・蘭嶼で、ビキニ姿で島を散策する観光客に対し、困惑する声が上がっている。地元住民は、現地の風習や民情を尊重するよう呼び掛けている。

地元住民の一人はフェイスブックに、台湾原住民(先住民)タオ族の伝統的木造漁船「チヌリクラン」が停泊する海岸や港をビキニ姿で観光する女性の写真を投稿。「蘭嶼人の文化や慣習は保守的だが頑迷固陋(がんめいころう)とまではいかない。でも皆さんが露出の多い格好でうろつくのを受け入れられるほどオープンではない」とつづり、苦言を呈した。

投稿者によると、チヌリクランが停泊する海岸はトビウオ漁の儀式が行われる神聖な場だという。トビウオ漁は蘭嶼に暮らすタオ族の人々にとって最も重要な伝統行事で、毎年3月から6月にかけて行われる。

この投稿に対し、「現地の先住民を尊重してください」「宿泊施設には観光客へのマナー啓発を強化してほしい」など投稿者に同意を示すコメントが多数寄せられている。一方で、「悪くはないと思う」「よその人はたぶん(現地の文化を)知らないから、悪気はないはず」などビキニ姿の観光客を擁護する意見もあった。

蘭嶼郷のシャーマン・ガラムー(夏曼・迦拉牧)郷長は、島の高齢者はまだ保守的で、女性がビキニ姿で歩き回るのはあまり受け入れられないと説明。ビーチやシュノーケリングポイントなら問題ないが、街や朝食店、港、チヌリクランが停泊する海岸は不適切だとし、宿泊業者に対し、マナー啓発の強化を呼び掛けた。

(盧太城/編集:名切千絵)


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