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宮原眼科の医師が建てた家にレストラン 高齢者施設の一部に/台湾

2019/06/08 12:10
台中市の和風建築を使用したレストラン「不老食光」

台中市の和風建築を使用したレストラン「不老食光」

(台中 8日 中央社)日本統治時代の住宅を再活用した中部・台中市の高齢者施設に5日、敷地内の和風建築を使用したレストランが開店した。梁や屋根瓦、建材、装飾などは当時のままだという。記念式典に出席した楊瓊瓔副市長は、建物の美しさを知ってもらえるほか、シルバー世代の生活にも密着させることができると喜び、全ての人に食事を楽しんでもらいたいと呼び掛けた。

文化部(文化省)の資料によると、この住宅は宮原眼科を開業した日本人医師、宮原武熊氏の自宅として1929(昭和4)年に建築された。敷地内には和洋折衷の本館と木造の離れ小屋、中庭などがある。戦後、台中市政府に接収されて市長公邸となった。81年までに7代の市長が入居したがその後は空き家に。2002年に同市の歴史的建造物に登録され、修復・再活用されることになった。16年からは市の委託を受けた民間の慈善団体が高齢者の生活サポートや特設展などを行う施設「不老夢想125号」として運営している。

運営団体によると、当初からレストラン開設を計画していたが、木造建築の老朽化が進んでいたためすぐには実現できず、資金調達などを経て昨年から修復に着手。今年5月に工事が完了した。今後はシルバー世代を雇用するレストランとして軽食や飲み物などを提供するほか、イベント開催なども予定されており、若い世代の利用を歓迎している。

(カク雪卿/編集:塚越西穂)


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