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  • 社会

日本時代と戦後の建物が共存する宿舎群、修復へ 文化施設に転身/台湾

2019/05/11 11:57
宜蘭県の「化龍一村眷舍群」=同県政府提供

宜蘭県の「化龍一村眷舍群」=同県政府提供

(宜蘭 11日 中央社)日本統治時代の木造家屋と戦後に建てられたれんが造りの家が共存する北東部・宜蘭県の宿舎群「化龍一村眷舍群」が文化施設として修復・再活用されることになり、9日に着工式が行われた。林姿妙県長は、地域活性化につながればと期待を示した。完成は来年末になる見通し。

宿舎群の所在地は宜蘭市。文化部(文化省)の資料によれば、清朝時代に軍事基地が置かれた場所で、日本統治時代には旧日本軍が練兵場、憲兵分屯地などとして使用した。第2次世界大戦中には衛戍(えいじゅ)病院(旧日本陸軍病院)となり、医者や看護師のための木造宿舎が16棟建設された。

戦後は国民党政権に接収され、中国大陸から移り住んだ軍人やその家族らが暮らす「眷村」として化龍一村と命名された。1964年、当時の住宅不足に対処するためれんが造りの宿舎などが新築され、新旧の建築物が併存する結果となった。修復工事完了後は、地元の眷村文化をテーマにした展示などが行われる予定。

文化局は、宿舎群の周辺には美術館や酒造工場、ショッピングモールなど観光スポットが多いと紹介。伝統工芸や地元グルメなどと合わせて歴史や文化を体験できる場にしていきたいとしている。

(王朝鈺/編集:塚越西穂)


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